2017年11月18日土曜日

STRYMON TIMELINE ソロギターとディレイ

ソロギターによく使われるエフェクターと言えば「リバーブ」ですね
原音に自然な残響音を付けて、私のようなヘタッピでも実力以上に美しい音を出させてくれます

一方「ディレイ」はというと
ネットを探すとアコギの場合でも使ってる方はたまに見かけますが
ソロギターにとっての必須エフェクターというほどには使われていないようです
この「ディレイ」とは一体どんな効果??

【ディレイ概論】

はいはい、うんちくたれるほど知りません(笑)
自分の理解の中でしかお話しできませんが、「山びこ」とか「エコー」の感覚です
要は原音に遅れてエフェクト音が繰り返し出てくる、そんな効果になります
最近はディレイと言っても処理方法がものすごく多様で、
ただの「山びこ」という説明では追いつかないほどの種類がありますけど
基本は「繰り返し」を出力するエフェクターです
【ディレイを求めたワケ】

私の地元でご活躍中のギタリスト「松田コウ」さんの演奏を聴いたのがきっかけです
最初は「深いけど気持ちよいリバーブだなあ」って思ってましたが
後でいろいろとお聞きすると「リバーブ&ディレイ」のミックスとのこと
それまでディレイの存在は知ってても「エレキの飛び道具」くらいにしか思ってなかったので
けっこうカルチャーショックだったのと、
ディレイのことをそれほど知らないのでいろいろお聞きしててもわからないことが多い

そこで、コウさんと同じエフェクターを買うのが一番の近道!とばかりに
POD HD500Xを購入したのでしたが
自分でも「音作りがかなりの労力と時間を要する」と知っているだけに、
設定そのものを簡単にお聞きするのもはばかられます
しかし、自分なりに色々頑張ってみても、なかなか思うような音にはならないということで
正直、半ばあきらめかけておりました
「コウさん」に「降参」ということで、お後がよろしいようで・・・チャンチャン!

いえいえ、そんなわけにはいきません(笑)

耳にはやっぱりコウさんの気持ちよい音が残っております
まあ「腕が違う」と言ってしまえばそれまでなんですけどね・・・・(泣)
しかし、最近になってStrymon Blueskyというリバーブに出会って
リバーブへの意識が少し変わったのと、
自分が想像してなかった機材のチカラも世の中にはあるもんだなあと
ここは一つStrymonに賭けてみるかということで購入したのが「TIMELINE」であります


【ディレイに望むもの】

ディレイが「山びこ」というのはわかっているのですが
やっほ~・・やっほ~・・やっほ~・・やっほ~・・やっほ~・・
というように同じ音が小さく鳴りつつ返ってくるというのは望んでいません
ギターで言えば原音のアタックがそのまま繰り返し聞こえてくるのはだめなのです

Blueskyのリバーブがあまりにすっきりと綺麗「すぎる」ということもあるんですが
自分がディレイに望んだのは「揺らす」ことでした
まあ、ディレイの本道とは離れた使い方なのかもしれない、というのは承知ですけど
とにかく澄み切ったリバーブをちょっと揺らして変化を付けたい
というのが自分がディレイに望んだものです

エレキのボリューム奏法とかバイオリン奏法とか、機材的にはワウに似た感じかもしれませんが
それをもっともっと上質に美しくやりたいし
音の大小だけではない揺らぎが欲しいのであります

【使ってみて】

まあまあ、正直に言えばがっかりな結果でした(笑)
もちろんTIMELINEの音は素晴らしく、どのモードも美しい
けっして、機材のせいでは無いのです
しかし、どのモードにしても、色々設定を工夫しても素晴らしく美しい「山びこ」が返ってくる
そう「返ってきてしまう」のです
それが本来のディレイの役割だと言うことは百も承知ですから
「やっぱりなあ」って思いはするものの、
希望どおりの「揺らぎ」が得られないのはやはり残念

アタックをまろやかにするSMEARというパラメータを最大にしたり
ディレイタイムを短くしたり長くしたり、12あるモードを全部試してみたり
思い付く限りのことはやってみたのですがどうしてもダメです

しかし、あきらめかけて箱にしまい込む直前、ふと思い出したことがあります
「そういえばTIMELINEにはプリセットがたくさんあったよな」
それまで、一から自分で音を作ろうと悪戦苦闘していたのですが、プリセットをいじる方法もある
冷静に考えれば、はじめてのエフェクターって「プリセットをいじる」のが基本なのにね~
ちょっとアツくなりすぎてすっかり忘れておりました(^_^;)

【BANK12 A】

TIMELINEの出荷時プリセットは全部で100個あります
まずは、それを全部試してみます
気の長い作業ですが、それでも「なかなか良い感じ」と思えるものもいくつか発見
あきらめようかと思ってたことを考えれば「大収穫」です

100プリセットの中から10個ほどを選び、
今度はその10個を使いながら「FIRST LOVE」を何度も弾いてみます
BANK12Aは、そうやって一つに絞り込んだプリセットです


プリセット名は「Verby」、山びこでは無い綺麗な揺らぎが返ってきます
すこし効果が強いのでMIXを下げたりと微調整は必要ですが、なんか気持ちよい(笑)
もう少し、各パラメーターを追い込めれば、使えそうな気がしております

参考までに、BANK12Aにたどり着くまでに
「返り音が耳につきにくい、いじればなんとかなるかも」
という基準で選んだプリセットは以下のとおりです
 
 
 
 
 
【サンプル音源】

上はBLUESKYのみ、下はBLUESKY+TIMELINEです
いろんな感じ方があるかと思いますので、自由な感性でお楽しみください!


【おわりに】

どんな曲でもDELEYが似合うかというと、もちろんそんなことは無いです
でも、「引き出しが増える」ことは間違いないと思います
また使い始めたばかりですから
酔いしれることもあれば、使いどころを間違うことも、過剰すぎて溺れることもあると思いますが
それも含めて楽しんでみようと思います


2017年11月14日火曜日

マイクスタンド CLASSIC PRO CDA10B

現在、メインで使ってるデスクアームタイプのマイクスタンドです


録音にライブにまず「絶対に必要!」といえるのがマイクスタンドですが
普通の足つきタイプは設置も撤収もそこそこ面倒くさい、出しっ放しだとはっきり「邪魔」(笑)
かといって卓上型の小さなものは机上のスペースを圧迫するし
「台(机とか)が無ければ使えない」ということで意外に歌い手のポジションを制限してしまいます
 足つきタイプ              卓上タイプ

その点このタイプは、出しっ放しでもスペースをとらないし、動きの自由度が高い
もちろんライブなんかでの使用は難しいかもですけど、
宅録だともう「救世主」と呼んでも良いほどの便利アイテムなのです

【CLASSIC PRO CDA10B のよいところ】

さて、まずは以下の写真をみてください
いや~~~事務所のデスク回り、きたね~~~、乱雑~~~~!・・・というのはオイトイテ
2本のアーム式スタンドの大きさにご注目!
大きい方が今日ご紹介する「CLASSIC PRO CDA10B 」
小さい方は、amazonとかで千円ちょっとで売ってるごく普通のアーム式スタンドです

まあ、「小さい」というのも場合によっては悪くはないのですが
やはりこれだけアームが長いと、届く範囲というのがどえらく違うのであります
その分、弾き語り録音のときでも姿勢や自分の位置で制約を受けることが少なくなって
なんか「のびのび」と録音できます


CLASSIC PRO CDA10Bが優れるもう一つの点は「マイクの重さに対する耐性が高い」
簡単に言えばしっかり感がすごいところ

写真の小さな方のスタンドは標準的なダイナミックマイク程度ならお辞儀しませんが
重めのダイナミックマイクだとポジションによっては下がってきますし
関節部のネジをどんなに締めてもサイドアドレスのコンデンサーマイクはほとんどが保持不能
もうポップガードを取り付けるなんて夢みたいな話です(^_^;)

しかしCLASSIC PRO CDA10B は、お辞儀する気配すらなし(笑)
買ったときのまま特にネジなんか締めなくても大丈夫です
上の写真ではまだ「ひじの曲がった形」ですが、
これをほぼまっすぐ伸ばして水平に近い状態にしても全然OK、これはすごいです
次第にお辞儀していくマイクにあわせて口の位置を下げていくという特殊技能も不要(爆)

しかも、ボロ・・、いえ華奢・・・、いえオマケ程度のマイクケーブルまで内蔵してるという
そう考えると3000円台というお値段も、そう高いとは思えないのであります

写真では付属のケーブルでは無くて赤いマイクケーブルを使ってますが
付属品は使えないということでは無く、単に接続先の問題で使い分けてます
付属のケーブルも自分の耳ではそんなに悪いという音じゃないです

【取り付け部を補強】

アームが長い分、根元にかかる力も大きくなります
机が「一枚板」とか高強度の合板なら問題ないのですが、
ものによってはパーティクルボードやMDF等、あまり強度の高くない材質もあります
下の写真の安物サイドテーブルなんて、木ねじ打っても中で空回りするほどのスカスカ材(^_^;)
そこで、取り付け部の下面を金物で補強しました

DIY店で2mm厚程度の金属平板を探したんですが、無いので少し幅広のL字金具で代用しました
要は、より広い面積で力を伝えて分散させようという考えです
300円で安心が買えます(笑)



2017年11月10日金曜日

Strymon BlueSkyのステレオ入力ができない?

最近、お気に入りのリバーブStrymon BlueSky

すでに購入から1か月以上、正常に使用できていますが
数日前、初めて「あれ??」という状況に気付きました
それは「ステレオ出力は正常だがステレオ入力が機能していない」と言うことです

Strymon BlueSkyをアコギで使用する場合、
ごく一般的には、アコギPU→(必要ならプリアンプ)→Strymon BlueSkyという接続になります
このときは概ねモノラル信号をStrymon BlueSkyに入力することになるので
(プリアンプがステレオ出力の場合は別ですが)
下の写真のLEFT IN端子に入力します
こうしてモノラルで入力しても、Strymon BlueSky内部でステレオ処理されて
美しいステレオリバーブが出力されます

購入後長いこと使っていても不具合に気付かなかったのは
ずっと上記のようなモノラル入力→ステレオ出力で使用していたためです


しかし、Strymon BlueSkyの前段に別のステレオエフェクトを繋ぎたい場合があります
ステレオのコーラスやディレイというケースが多いと思いますが、
このときはLEFT IN ,RIGHT INの二つの端子を使って入力することになります

今回のトラブルは、ステレオディレイの出力をLEFT IN ,RIGHT INに接続しても
Strymon BlueSkyの100%DRYの音がステレオで聞こえてこない
要はRIGHT INの入力音が全く生きていない、ということでした



故障や初期不良のたぐいなのか、自分の設定ミスなのかなかなか判断できなかったのですが
取説にはそれらしい設定については書かれていませんでした
そこで、販売元のHPを調べるとこんな風な文章を見つけました

  L / R INPUT
   モノラルのアンバランス端子が、左チャンネル、右チャンネル用にそれぞれ用意されて
   います。楽器レベルおよびライン・レベルの信号を入力することが出来ます。入力インピ
   ーダンスは、1MΩのハイ・インピーダンスです。 また、本体内部のジャンパー・スイッチ
   によって、モノラル入力/ステレオ入力(TRS)を切り替えることができます

仮に故障で無いとすれば、内部のジャンパースイッチが「最有力容疑者」のようです
しかし、これ以上詳しいことはHPにも取説にも書かれていません
下手にいじくって保証がきかなくなるのも困るので販売元にメールで問合せです
で帰ってきたのが以下の内容

   お問い合わせ、ありがとうございます。
   内部ジャンパーが間違って刺さっている可能性が考えられます。
   本体裏のネジと裏蓋を外すと、右上側に見えます。
   こちらの左2がジャンパーしている状態にしてください。
   このジャンパーは本来、入力が1つしかないStrymonシリーズでの
   入力方式の変更に使用されますが、稀にblueSkyでもジャンパーの
   位置が間違って出荷される事がございます。

 やっぱり、ジャンパーピンが犯人みたい(笑)



さっそく内部を見てみました
ジャンパーピンはオレンジの部品のやや下に1個しかありませんから、おそらくこれです
で、これを一つ左に差し替えます
なお、ピンは3本しかありませんから、「差し間違える」と言うことはほぼないと思います

(下の写真は差し替えた後の状態で、正常に動作する位置になります)



いや~~、ちょっと焦りましたが、なんとかステレオ入力を受け付けてくれるようになりました
とりあえず、めでたしめでたしなんですが・・・
新品購入品でもこんなことがあるんですね~~~~
滅多に無いことだとは思いますが、同じ症状の方は一度試してみる価値はあるかもです
(ただし、自己責任と言うことで)

ちなみに、ジャンパーの差し替え前だと、
HPの記載によればTRSフォンでのステレオ入力が可能なように書かれてますが
LEFT IN端子にTRSフォンでステレオ入力してもモノラルのままでした
RIGHT IN端子は試してませんが、ちょっとHPの記載も眉唾な気がしてきました(^_^;)

あと、こういった作業をするときは必ず電源を切って作業してくださいね
感電事故が無いとも言えないし、DCの感電は結構きついとも聞きますので
くれぐれもご注意を!


というわけでStrymon BlueSkyのごたごたの顛末でした